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舞妓はレディ



周防正行監督最新作です。

タイトルからも判るように映画「マイフェア・レディ」のパロディとなっていて、だからと云う訳でもないでしょうが、ミュージカル映画としても楽しめます。

津軽弁と鹿児島弁のネイティブと云うヒロインの設定が良いです。
それ故に、彼女は、京ことば(花街言葉)を習得する必要に迫られます。
そんな彼女をサポートする言語学者の「センセ」も、また実は…。

ヒロイン役を射止めた上白石萌音がステキでした。
もう、何を云ってるのか、さっぱり判らないネイティブ振り。(笑)
そんな彼女の歌声は、伸びやかで耳に心地よいです。
また、ちょっとした仕草や表情の変化が細やかで、ラストで「舞妓に化けた」時の凛とした美しさには、文字通り、ハッとさせられました。
それを支える豪華キャスト陣の確かな演技も、見応え充分です。

皆が歌い踊り、とても幸せな映画体験が出来ました。

これは、もうオススメの一本です。
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GODZILLA

…。

ボクは、今、ためらっています。

今日、観て来たこの映画について、上手く説明出来るだろうか?と…。

映画が終わり、エンドロールが流れ、劇場の照明がつき、他の観客たちが席を立って帰り始めても、尚、ボクはしばらく放心状態でした…。

一体、この映画は何だ?

オープニング、実に控えめに表示されたメイン・タイトルの時点で、気が付くべきだったのかも知れません。

この映画が、「怪獣映画」ではなく「SF映画」…いえ、映画史に残るであろう「大傑作」であるコトに…。

「大傑作」…。
この映画を語るには、何と陳腐な表現でしょうか?

この映画には、例えば、「パシフィック・リム」のような「娯楽性」は皆無です。
脚本も演出も、全くその逆を行きます。
「GODZILLA」を名乗っておきながら、映画全編でのGODZILLAの登場場面もかなり少ないです。
それは「初代ゴジラ」以上に少ない…と云ったら、お判りでしょうか?
しかし、そのコトは、この映画の欠点には、全くなっていません…。
それどころか、まさにそのコトこそが、この監督の演出意図であり、全く新しい「GODZILLA」の可能性の提示なのです。

日本人は、その新たな可能性に打ちのめされるべきです。
そして、ハリウッドが生み出した「GODZILLA」の誕生に戦慄しなければなりません。

何処までも、冷静な視点。何処までも、計算しつくされた物語。

この映画は、日本人ですら、いえ日本人ゆえに脱却できなかった「怪獣映画」、いや「ゴジラ」の呪縛すら飛び越え、まさしく、全く新たな地平の向こう側へと誘ってくれます。

ボクは、字幕版を観ていませんが、恐らくは吹き替え版を観た方が、よりこの映画の本質に迫るコトが出来るでしょう。

恐ろしい映画を観てしまいました…。そして、この若き一人の映画監督エドワード・ギャレスの才能に、完膚なきまで叩きのめされました。

「GODZILLA」と云うスペルには、ご承知のように「GOD(神)」と云う意味が込められています…。

まさしく、この映画は「ゴジラ」を「神」へと昇華させた史上初めての映画なのです。

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るろうに剣心


るろうに剣心 通常版 [Blu-ray]るろうに剣心
(2012/12/26)
佐藤健

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…ナメてました。f^_^;)

こんなコトなら大河ドラマ「龍馬伝」をチャンと観ておくべきでした。

何てスゴい殺陣!
斬新です。
ワイヤーアクションも多用しているんでしょうけど、全然マンガチックじゃありません。
とにかく、スピーディなアクションと見事な剣捌き。
昔々、三船敏郎がそのスピーディな剣捌きをウリにしてましたが、主演の佐藤健は、その上を行きます。
よくもまぁ、あんな複雑な殺陣を覚えたモンです。

そして、各キャラの個性の立っているコト!
しかも、全員が自分の「キャラ」を最後までブレずに魅せてくれます。

ホントに残念なのは、これを劇場で観なかったコトです。

続編はちゃんと映画館に行きます。(^^)

テーマ : 映画レビュー
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テルマエ・ロマエ


テルマエ・ロマエ Blu-ray通常盤テルマエ・ロマエ Blu-ray通常盤
(2012/11/23)
阿部寛、上戸彩 他

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やっと観ました。f(^^;)
いやぁ…。
漫画の映画化って難しいじゃないですか。
原作者も「やれるモンならやってみろ!」って云ってたし。

…でも、冒頭から惹き込まれました。
だって、イタリア随一の撮影所チネチッタで、セット組んでるんですよ。
スゲ~!!( ̄△ ̄;)
しかも、阿部寛を始めとした日本人キャストが、自然に古代ローマ人に見えて来るマジック!
まぁ、前例としては「のだめカンタービレ」がある訳ですが、みんな日本語喋ってるのに、何の違和感も無い。
流石、「顔の濃いキャスティング」をしただけあります。

で、日本人(顔の平たい族)は、しっかり日本人にしか見えない。

え?
どうしてなの?

上戸彩なんて、純日本人にしか見えません。

スゴいキャスティングだなぁ…。

続編に期待大です。(^^)

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真珠の耳飾りの少女


真珠の耳飾りの少女 [Blu-ray]真珠の耳飾りの少女
(2013/06/26)
スカーレット・ヨハンソン、コリン・ファース 他

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< /br>
タイトルにピンと来た方は、美術ファンですね。
その通り、本作はオランダを代表する画家フェルメールの同名絵画の描かれた背景を物語として構築し、そのモデルとなった少女の視点から描かれた作品です。

失明した父の代わりに、画家フェルメールの家に使用人見習いとして奉公するコトになった少女グリード。
下働きに追われる中、ふとしたコトから、構図の感性と色彩の天賦の才をフェルメールに見出だされます。
そして、ついには顔料(絵の具)の調合を任されるまで至ります。
次第に、使用人と主人と云う関係ではありながら、運命の相手だと気づく二人。
しかし、お互いに触れ合う事も会話も出来ず、それは画家とモデルと云う関係で向かい合うコトで帰結します。
妻の大切にしている真珠の耳飾りをグリードに付けてやるフェルメール。
そして、あの名画が完成するのです。

監督はこれが映画デビュー作のピーター・ウェーバー。
静謐かつ的確な演出で観る者を惹き付けます。
主演のグリード役は今や押しも押されぬスター女優、スカーレット・ヨハンソン。
控えめな演技の中に、フェルメールに対する静かな思慕を演じます。
フェルメール役は「英国王のスピーチ」でアカデミー主演賞を受賞したコリン・ファース。
彼もまた抑えた演技で、孤独を抱えた画家を見事に演じています。

自然光を多用した照明と見事な美術も見応え充分です。

フェルメールをご存知の方も、そうではない方も是非、ご覧下さい。

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アウトレイジ


アウトレイジ [Blu-ray]アウトレイジ
(2010/12/03)
ビートたけし、三浦友和 他

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公開当時のキャッチコピーは「全員悪人」です。f^_^;)
まさに、登場人物は一人たりとも「善人」が出て来ません。
ボクは、基本的に「暴力」は否定しますが、北野武監督の作品は好んで観ています。
監督デビュー作「その男、凶暴につき」以来、殆ど観ていますが、やはり彼の作品は「暴力」をテーマにした映画の方が断然、面白いです。
矛盾しているようですが、「暴力をテーマ」にしながら、彼の映画では「暴力に身を委ねた人間」は、大抵、不幸な結末を迎え、その描き方が「ドライ」でいながら「悲壮感」さえ感じるのです。
この作品も「ハッピーエンド」では有りません。
もしかしたら、観ようによっては、単に「悪人同士が殺し合うだけの映画」に見えるかも知れません。
でも、ボクはそこに北野武監督の「哲学」と「美学」を観ました。
多分、続編の「アウトレイジ・ビヨンド」も観ると思います。

あ、そうそう。
血生臭い映画が嫌いな人は観ない方が良いと思います。f^_^;)
もし、北野武監督の映画は観た事がない…と云う方は「HANA-BI」をご覧になってみて下さい。
これは血生臭くないし、どちらかと云えば「美しい映画」です。

テーマ : 映画レビュー
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三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船


三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 2D ブルーレイ(1枚組) [Blu-ray]三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
(2012/09/21)
ローガン・ラーマン、オーランド・ブルーム 他

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アレクサンドル・デュマの古典活劇小説「三銃士」を、「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン監督がアクション・エンターテイメント大作として映画化した作品です。
しかも、痛快なエンターテイメント作品にする為に、原作をかなり新解釈し、何と!かのレオナルド・ダ・ヴィンチが設計した飛行船まで出て来ます。
気球の部分を砲撃されても爆発しないトコロをみると、水素ですらなく、どうもヘリウム飛行船のようです。

一体、17世紀にどうやって、ヘリウムを製造したのでしょう?f^_^;)

いやいや、そんな「些細なコト」を気にしてはいけません。(笑)
この映画は、理屈抜きで「愉しむ」為の映画です。
とにかく、冒頭から観客を愉しませてくれます。

はっきり云って、原作を知らなくても全然OKです。

それに、如何に新解釈を加えたとしても、基本的な原作のツボはちゃんと押さえています。
例えば、あのあまりにも有名な台詞。
「一人は皆のために、皆は一人のために。」
も、ちゃんと出て来ます。
ご参考までに書いておくと、今も色んな場面で使われるこの台詞は、「三銃士」が出典です。

さて、登場人物もだいぶ設定を改変されています。
何より、この映画の素晴らしいトコロは、バッキンガム公爵を悪役に仕立てたコトです。
ちなみにバッキンガム公爵役のオーランド・ブルーム…。
とっても楽しそうに「悪役」を演じています。(演りたかったんでしょうね。)
さらにアクションに重きを置いているからでしょうか。
ほんの少しですが、宰相リシュリュー枢機卿にまで、剣を振るわせています。
あとは、ダルタニアンが恋する王妃の侍女コンスタンスが未婚(多分)です。
亭主のボナシューが出て来ませんから。
まぁ、「三銃士」の世界は何しろ殆どの登場人物が「不倫」してる時代なので、その意味ではこの省略により、健全なエンターテイメント作品に仕上がっていると云っても良いでしょう。

とにかく、映画を見始めたら、もうあとは安心して画面に釘付けになっても大丈夫です。
とことん、愉しめます。(^^)

…個人的に残念だったのは、本作を映画館で観るべきだった…と云うコトでしょうか。f^_^;)

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スノーホワイト


スノーホワイト [Blu-ray]スノーホワイト
(2013/06/05)
クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン 他

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私たちは半世紀以上の間、ディズニーの「白雪姫」(’37)を見続けてきました。
それが悪い…と云う話しではありません。
ただ、余りにそのお話しの見事な語り口と映画としての完成度に魅了され続けていただけです。

本作は、それを越えるエポック・メイキングを目指した訳では無かったようです。
どちらかと云えば、白雪姫を「ロード・オブ・ザ・リング」風にアレンジしてみたかったのかな?
と云うのが、率直な感想です。
あちらはニュージーランドでロケをしましたが、こちらはアイルランドでロケをしたようです。
とても、荒涼とした景色が作風にマッチしていて、これはこれで中々に見応えがあります。
特に城が海岸沿いに建っていて、荒波押し寄せる岩城として描かれており、この城の場面だけを観ても本作の目指すところが見えてきます。

つまり、中世的世界観に則った「ヒロイニック・ファンタジー」を目指したのでしょう。
所謂「童話の新解釈・または再構築」は、欧米ではテリー・ギリアム監督の「バロン」、「ブラザーズ・グリム」辺りから始まっていますが、本作はむしろ「再構築」の方に力点を置いたようです。
・父王の再婚
・義母による白雪姫の追放(本作では監禁ですが。)
・七人の小人による保護
・林檎による毒殺
・白雪姫の再生
など、お馴染みのエピソードを交えつつ、最後はヒロイン自ら剣を携えてのクライマックスを迎えます。

意外な程、奇をてらった演出はありません。

その意味では、あんまり深く考えずに観ても良い作品なのではないでしょうか?
d( ̄  ̄)

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アメイジング・グレイス


アメイジング・グレイス [DVD]アメイジング・グレイス
(2011/09/02)
ヨアン・グリフィズ、ロモーラ・ガライ 他

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18世紀の大英帝国では、その経済基盤を黒人奴隷制度に依存していました。
そんな中、若き政治家ウィリアム・ウィルバーフォースは、議会で奴隷制度撤廃を訴えます。
しかし、富裕層で占められた議員たちには、それは大英帝国の根幹を揺るがす意見にしか聴こえませんでした。

数少ない同志と共に、奴隷たちの証言などを集め、これが如何に非人道的制度であるかを根気よく訴え続けるウィルバーフォースの心の支えは、師であるジョン・ヒューストンが作詞した曲「アメイジング・グレイス」でした。
ヒューストンは、かつて奴隷船の船長でしたが、その過去を悔い、今は修道院で2万人の亡き奴隷たちの霊を弔う日々を送っていました。

やがて、彼の無二の親友ウィリアム・ピットが首相となり、心強い味方となります。
また、多くの市民が奴隷制度反対の署名活動に賛同し始めました。
議員の中からも賛同者が現れます。

長い政治活動の中で、ストレスに苛まれながらも、前進し続けるウィルバーフォースは、遂に奴隷制度の廃止法案を可決させることに成功します…。

予告編では、名曲「アメイジング・グレイス」誕生秘話みたいなコトを云ってましたが、どちらかと云えば、それよりもその曲に惹かれた一人の政治家が奴隷制度廃止に向けて邁進する物語と云う印象の方が強い作品です。

ちなみに前記した主人公の無二の親友である首相役は、今、イギリスで一番売れている若手演技派俳優ベネディクト・カンパーパッチが演じています。
彼のファンと云う方にもおススメの映画です。(^^)

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アレクサンドリア


アレクサンドリア [Blu-ray]アレクサンドリア
(2013/11/27)
レイチェル・ワイズ、マックス・ミンゲラ 他

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スペイン映画です。
でも、世界配給を前提にしているので、全編英語です。

まぁ、それは別に良いんですが。

4世紀。
ローマ帝国末期。
舞台は、エジプトのアレクサンドリアです。
その図書館で教鞭を執る実在の女性哲学者であり、数学者であり、天文学者であったヒュパティアを主人公に描く歴史大河ドラマです。
彼女は、身分や立場にとらわれるコトなく、多くの弟子たちに熱心な講義を行っていました。
しかし、科学を否定し、女性の社会的立場を低くみるキリスト教徒たちの台頭によって、彼女は窮地に立たされて行きます。

まずは、セットとCGで再現された古代都市アレクサンドリアの壮麗さに目を奪われます。
そして、ヒュパティアの聡明さと清廉な美しさが素晴らしいです。
天動説を前提に講義しながら、かつて、その複雑さによって否定された地動説を再考していきます。
地球が動いているなら、何故、風は向かい風にならず、物体は真下に落ちるのか?
検証と思考実験を繰り返しながら、彼女は「神の造りたもうた真理と摂理」に近づいていきます。
しかし、民衆を煽動し、科学を否定するキリスト教徒によって、アレクサンドリア図書館は破壊され、彼女の身にも危機が及びます。

物語は、彼女を主軸に据え、かつて彼女の奴隷として仕えながら、プトレマイオスの地動説に基づいた天体儀を作ったものの、キリスト教の洗礼を受けた青年と、弟子の立場だった時に、彼女に愛を告白しながら、拒絶されながらも、終生、彼女を守り続けようとしたアレクサンドリア長官、やはり彼女の弟子で、後にキリスト教の司教になった青年たちを描きます。

宗教と科学の対立(殊にキリスト教と天文学)によって、生まれた悲劇をとくとご覧下さい。

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汚れた心


汚れた心【完全版】(初回限定生産) [DVD]汚れた心
(2012/12/05)
伊原剛志、常盤貴子 他

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ブラジル映画。
主演 伊原剛志。
共演 常盤貴子。 奥田瑛二。

第二世界大戦時、ブラジルと日本は国交を断絶していました。
その為、日系移民たちは祖国の情報を知り得ず、鬱屈した日々を送っていたのです。
そして迎えた1945年8月15日。
ラジオが告げたのは、日本の敗戦でした。
しかし、大多数の移民たちはその事実を受け入れず、これは連合国側の欺瞞であると決めつけます。
その一方で、粛々と事実を受け入れた人々もいました。
対立する移民たち。
更に追い打ちを掛けるように、政府の施策が更に彼らを追い詰めていきます。
集会の禁止。
日章旗掲揚の禁止。
日本語教育の禁止。
そして、地元の警官が日章旗を足蹴にし、侮辱したと移民の一部が警察へ押し掛けます。
そこで通訳として協力したアオキを元陸軍大佐ワタナベ(奥田瑛二)は、善良な写真屋店主タカハシ(伊原剛志)に彼を斬るように命じます。
アオキの許を訪れたタカハシは、彼に告げます。
「大和魂を売り渡したお前の心は汚れている。」
と。
そして、自決を拒むアオキをタカハシは斬殺します。
しかし、その現場をタカハシの妻(常盤貴子)が目撃してしまったのです…。

監督の興味は「マイノリティのアイデンティティクライシス」にあったと云います。
その意味で、この映画はそれを見事に描いています。
殊に「天皇の神格化の否定」は、当時の日本人には到底受け入れ難いモノであって、まさに「アイデンティティクライシス」だからです。

ほぼ全編を日本語で描いたこの作品が、本国でどのような評価を受けたのかが非常に興味深いです。

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忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 感度サイコー!!!


忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー ~感度サイコー!!!~ 〈通常版〉 [Blu-ray]忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー ~感度サイコー!!!
(2012/04/25)
忌野清志郎、石田長生 他

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今は亡き忌野清志郎を中心に、2001年、04年、06年と三回に渡り大阪城ホールで開催されたライブ「ナニワ・サリバン・ショー」の映像を再構成し、”四回目の「ナニワ・サリバン・ショー」”を挿入した超豪華ライブ映画です。
もう、開巻5分で「清志郎ワールド」に惹き込まれます。
そして、若手からベテランまで揃った豪華ミュージシャンとのセッションに酔い痴れてしまいます。

これは、清志郎を「追悼」する映画ではありません。

むしろ、希有な一流ミュージシャンであり、アーティストであり、エンターティナーである清志郎を「とことん愉しむ」映画です。
上映時間117分が、あっと云う間に過ぎてしまいます。

正直、三部作にして、ノーカット完全版を観たくなってしまいました。

この「ショー」を直に観るコトが出来た関西人を妬ましく思ったくらいです。(笑)
しかも、ちゃんと関西らしくこのショーには「オチ」まで付いています。f^_^;)

著者は、迷わずAmazonをポチりました。

とにかく必見です。
d( ̄  ̄)

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終戦のエンペラー


終戦のエンペラー [Blu-ray]終戦のエンペラー
(2013/12/21)
マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ 他

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映画は冒頭、原爆投下のシーンから始まります。
これだけでも従来のハリウッド製映画とは一線を画しています。
そして、続くマッカーサー元帥一行の来日。
彼らを乗せた車列は、空襲で何処までも焼け跡と化した街並みを走ります。
淡々と終戦となった事を描写しながら、しかし、その対価たる惨状を伝える場面です。
やがて、接収した第一生命ビル(GHQ本部)へ一行は到着します。
史実では、マッカーサー一行は横浜のホテルに滞在した後、GHQ本部へと赴くのですが、それを描写しても冗長になるだけでしょうし、この程度の省略は許容範囲でしょう。
さて、マッカーサーは本部に着くなり、早速、本篇の主人公、側近にして日本通のフェラーズ准将に命令します。
10日以内に26人の日本政府要人の中から、戦争責任者を探し出し、報告書にまとめるようにと。
当初は、天皇も視野に入れて調査するように指示します。
フェラーズはまず開戦時の首相であった東条英機を訪ねます。
東条は、拳銃で自殺未遂を図り、巣鴨プリズンに収監されていました。
フェラーズは、東条に関係者三人をリストアップするように訊ねます。
だが、東条は近衛文麿の名を挙げただけでした。
フェラーズは近衞を訪ねるが、彼に何故、日本だけが裁かれなければならないのかと反問されます。
欧米各国も過去に同じ事をして来たではないかと…。

こうして、フェラーズは日本人関係者を当たりながら、真の戦争責任者はいないのではないかとまで、考えるようになります。

そして、遂に天皇の証言を得ようと皇居へと赴く決意をします…。

基本的に、この映画は「史実を交えたフィクション」である事に留意しなければなりません。

実際には、フェラーズと日本人女性のロマンスは無かったし、史実で彼に天皇の戦犯訴追回避を助言したのは、河井道と云う女性教育家です。(映画には登場しませんが、原作とされる岡本嗣郎のノンフィクション「陛下をお救いなさいまし」に詳しい記述があります。)

また、プロデューサーの一人である奈良橋陽子の眼が行き届いていたのか、所謂「変な日本人」は出て来ません。

これはアメリカ人が、天皇制と云う彼らには理解の及ばない体制を持った日本と云う国家と国民性に、肉薄していく物語です。

そして、その日本そのものである天皇とアメリカ人そのものであるマッカーサーの会見によって、物語は完結します。

ただ、映画の企図するところから、どうしても云わせたかったのでしょうが、マッカーサーに天皇が語ったとされる一言は、公式の記録には日米どちらにも一切残されていません。
後年、マッカーサーが述懐しているだけです。

最後になりますが、この映画の原題は「ENPEROR」です。
個人的には「MIKADO」もしくは「HIROHITO」にして欲しかったです。

まぁ、諸般の事情で「絶対ムリ!!」でしょうが…。


終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし (集英社文庫)終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし (集英社文庫)
(2013/05/17)
岡本 嗣郎

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かもめ食堂


かもめ食堂[Blu-ray]かもめ食堂
(2010/09/22)
小林聡美、片桐はいり 他

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2006年公開。
荻上直子監督作品。

前々から観たかったので、TSUTAYAでレンタルしました。

フィンランドの首都ヘルシンキにある小さな日本食(メインはおにぎり、あとは生姜焼き、トンカツ、唐揚げ、焼いたシャケなど。そして何故かシナモン・ロール)食堂「かもめ食堂」を舞台に、ささやかな出来事の数々を描いています。

開店してまもない「かもめ食堂」を営むサチエ(小林聡美)は、来店客第一号の日本かぶれのフィンランド人の青年から「ガッチャマン」の主題歌の歌詞を訊かれます。
しかし、出だししか答えられず、何処かモンモンとしながら、ふと立ち寄った書店のカフェで、「ムーミン谷の夏まつり」を読んでいた日本人女性ミドリ(片桐はいり)に声を掛け、「ガッチャマン」の歌詞(1番のみ)を教わります。
ミドリは、眼をつぶって地図で指差した場所へ行ってみる事にしたら、ここへ来たとサチエに語ります。
サチエは、歌詞を教えて貰ったお礼にとミドリを自宅へ誘います。
ミドリもただ泊めて貰うのは気が引けると「かもめ食堂」を手伝い始めます。
徐々にではあるが客が入り始める食堂に、一人の日本人女性マサコ(もたいまさこ)がやって来ます。
彼女は空港に荷物が届かず、ヘルシンキで、その到着を待つ事にしたのだと語ります。

こうして、三人の日本人女性が「かもめ食堂」に集い、フィンランド人客とのささやかな交流なども交えつつ、物語は進みます…。

基本的に派手な出来事は起こりません。
むしろ、登場人物たちの何気ない日常会話などを楽しむ作品でしょうか。
演出も淡々とし、カメラワークもほぼ固定で撮っています。
特に長回ししている訳ではありませんが、カット割りや構図もシンプルで、作風に合っています。

個人的には、もたいまさこの笑顔が良かったです。

それから、ミドリが、何故、地図を広げて指を差した場所に来なければならなかったのかは、作中では語られません。(群ようこによるノヴェライズには書いてあるそうです。)
ただ、何か辛いコトがあったらしいのは、時折見せる哀しげな表情で判ります。

そして、観終わると、おにぎりが食べたくなる映画です。(笑)

何だかリラックスしたい時に観ると良いかもしれませんね。

それにしても、小林聡美は年齢を重ねる毎に綺麗になっているなぁ。


かもめ食堂 (幻冬舎文庫)かもめ食堂 (幻冬舎文庫)
(2008/08)
群 ようこ

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エンダーのゲーム


エンダーのゲーム〔新訳版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)エンダーのゲーム〔新訳版〕(上)
(2013/11/08)
オースン・スコット・カード

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エンダーのゲーム〔新訳版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)エンダーのゲーム〔新訳版〕(下)
(2013/11/08)
オースン・スコット・カード

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オースン・スコット・カードの同名SF小説の映画化です。
原作者自身、小説発表当時から映画化には熱心だったらしく、今回、自ら製作スタッフに加わっています。

謎の侵略者によって、壊滅の危機にまで一度は追い込まれた地球。
しかし、一人の伝説的英雄により、侵略者を撃退するコトに成功します。

そして、その50年後から物語は始まります。

少子化政策により、第2子までの出産しか許されていない中で、優秀な兄と姉が居るコトで、特例で、第3子「サード」として産まれた少年エンダー。
彼は、その優秀さゆえに常に孤立し、そして他の少年たちから「いじめ」に遭っていました。
そんなある日、エンダーはいじめを止めさせる為に、いじめっ子を完膚なきまで叩きのめします。
「戦い」を終わらせる為に「戦った」のです。
その才能に目を付けた国連艦隊は、彼を侵略者の再来から地球を守る為に設立された「バトル・スクール」へ招集します。
エンダーは、バトル・スクールでの訓練で、メキメキと才覚を現わし、周囲の期待通りに「戦いを終わらせる者(エンダー)」として成長していきます。

しかし、エンダーは同時に何故、戦わなければならないのか?と悩みます。
そして…。

映画版は、製作スタッフに原作者が居るだけに、ほぼ原作に忠実です。
ただ、エンダーの性格形成に強い影響を与えた兄ピーターのエピソードを殆ど割愛しています。
でも、それにより逆にエンダーのバトル・スクールでのエピソードに集中して観るコトが出来る為、これは返って良かったのかも知れません。
また、とても丁寧にエンダーの心の機微を描いているので、戦いたくないのに戦いを強いられる彼の心情がよく理解出来ます。
更に、一見、まるで「ゲーム」のように続く「訓練」を描くコトで、ラストのどんでん返しが、より強い印象を持って、観客の心に響いて来ます。
おそらく観客は、ラストでエンダーの取った選択に、とても共感出来るでしょう。

そして、それこそが、この映画の狙いでもある訳です。

とにかく、これは大変良く出来たSF映画です。
いや、SFと云う形を取るコトによって、初めて「今の私たちの置かれている状況」を客観視出来る映画です。

是非、劇場でご覧になって下さい。(^^)

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